2007-05-08

お花見

立位で胸を張るYさんに感激!

水面に映える見事満開の桜

デイケア(通所リハビリテーション)では、4月9日から一週間、お花見を実施しました。

場所は施設の近くの宇治川公園。長い冬も終わり、デイケア初めての“お出掛け行事”で、満開の桜をみながら皆で食べるおやつは美味しいと、皆様に喜んで頂くことができました。
その時に撮った一枚の写真を紹介します。
宇治川にかかった橋の上で、しっかりと立って写っておられるYさん(左側)ですが、実は2年前のご病気で車いす生活を送られるご利用者です。

当デイケアの第一号のご利用者で、当初は立位でも膝が曲がった状態でふらつきがあり、車いすからの移乗は介助が必要でした。

しかし、Yさんの大きな目標は「もう一度自分の足で歩けるようになる事」。その目標に向かって、とても意欲的に、コツコツとリハビリに取り組まれていました。
平行バーでのリハビリメニューから、最近では理学療法士(PT)の付き添いで松葉杖での歩行もこなされる様になっておられました。
そんな頃、皆でお花見に出掛け、写真を撮ることになりました。
「(車いすを)押しますね」と声をかけると、Yさんは「いいよ、持つところがあるから歩けるよ」と橋の両側の柵を持って、すっと立ち上がられました。

スタッフは皆、ちょっと不安な気持ちで見守りましたが、しっかりとした足取りで橋の中ほどまで歩かれ、嬉しさと誇らしさに満ちた笑顔で、堂々とカメラに向かわれたのです。スタッフはみな、驚きと感動で胸が一杯になりました。
PTをはじめ、リハビリトレーナーを信頼し努力してこられたYさんと、お一人お一人に合わせたリハビリを続けてきたリハビリチームの成果であると思います。
継続する大切さを改めて実感するとともに、私たち介護職員が出来ることは限られていますが、ご利用者のみなさんそれぞれ努力されている事を忘れずに、少しでもお手伝いができればと考えています。
リハビリプラザ スタッフ K.Nさん

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